エルシニアの潜伏期間と発症期間

突然の腹痛や下痢、嘔吐などエルシニア菌の食中毒は怖いですね。ここでは、エルシニア菌の潜伏期間や発症などについてご紹介していきます。

エルシニア菌の潜伏期間

虫垂炎エルシニア菌が感染した食物を摂取することで、特に若年者は食中毒になりやすく、その症状もまれにひどいものとなることもあります。もちろん中にはあまりに腐敗している場合に食べた後胃が受け付けずに吐き出してしまうこともありますが、通常はすぐに発症するわけではありません。大体エルシニア菌が繁殖した食物を摂取して平均5日間ほどは潜伏するといわれています。早くて2日、遅くても10日前後で発症すると考えておけばよいでしょう。この潜伏期間があることで、すぐに食中毒とはわからなかったり、単なる胃腸炎や風邪だと思い込んでしまう人も多いようです。また、食べてから日数が経っているため、具体的にどの食物で感染したのかがわかりにくいということもあります。

エルシニア菌が発症するときの症状は?

エルシニア菌に感染した食物を食べて、その症状が発症すると、主に激しい腹痛や下痢、嘔吐などが見られます。同時に発熱もすることが多いため、風邪などの症状と見間違えることも多いようです。エルシニア菌の怖いところは、エルシニア腸炎や虫垂炎症状といって、腸や虫垂に炎症がおこる場合がみられます。この場合ですと、全身の状態が悪化するばかりか、通常の盲腸炎と変わらない状態ですから、ひどい時には破裂したり、お腹の臓器を包んでいる腹膜に炎症を来たしたりと大事になることもまれにあります。通常であれば家で安静にしていれば治ってしまうことも多いですが、お子様などでいつもと違う痛がりようを見せるようであれば早めに病院へ連れて行きしっかりと検査をしたほうが良いでしょう。










エルシニア菌に感染しているかなと思ったときには

脱水症状
腹痛、発熱、嘔吐、下痢など食中毒であるエルシニア菌感染を疑うのであれば、まず大切なのは水分補給でしょう。特に小さなお子様の場合は、大人に比べて少量の水分が出て行くだけで簡単に脱水となり、全身の状態が悪化してしまいます。これを防ぐには、少し温かいお湯や体液の組成と似ていて栄養となる糖分も入った清涼飲料水で体力を維持することが大切です。それでも症状が小康状態とならず腹痛や発熱が増強するようであれば、盲腸炎や腹膜炎を起こしている可能性もありますから、早めに病院にかかるようにしましょう。

まとめ

食べてからすぐに症状が現れず、忘れた頃にやってくるのは、とても怖いですね。日ごろから食物の管理には気をつけつつ、エルシニア菌に関する知識を知っているだけでも大分異なります。是非家族の健康管理に役立ててください。